[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

 今週の
 祝!ビックリマン 
    ハピラキ
  BIKKURIMAN 21st ANNIVERSARY -HIKARIDEN-
★44
ファイナルI・悪魔のハンゲッキー!
デビル完全復活!!
(2007年9月16日放映)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40
41 42 43 44 45 46

氷ミコ(魔なる翼・幼年・マリア化Ver.・W)
聖と魔のはざまで 氷ミコ

●今週の冒頭

・マシロード危険区域
 フルパワーの大飛び岩がマシロードを航行する。
 7因王が言った通り、マシロードには危険が満ちていた。
 マシロードは真白域へのまっすぐな一本道ではなく、危険な空間分岐がいくつも存在する。
 道を間違えれば、どこにどう出るか、どんな事態になるか想像もできない。
 
 マシロの巫女である聖天テラがマシロードの空間構造を察知し、大飛び岩を先導する。
 それに従ってジェロが舵を取り、マシロードの危険区域を突破することができた。
 後は直進するだけだと、吉福神が言う。
 安全を確認したジェロは、操舵輪である聖ラー真盤に込める力を弱めた。
 大飛び岩が慣性飛行に入る。


・スーパーデビル出現
 ゲンキたちは一息つく。だが、最後まで気は抜けない。
 気を引き締めなおした時、突然船内に不気味な笑い声が響いた。

スーパーデビル 「張り切っちゃってるのねえ、よい子ちゃんたち」

 ウサギではない、本来の姿のスーパーデビルが出現した。
 
スーパーデビルの姿は立体映像だったが、マシロの力渦巻くこの空間にどうやって?

「教えてあげないよーだ」

 スーパーデビルはゲンキたちの不安を煽る。

「ま、お前たちは真白域にはたどり着けん。 その目前で、オレが究極の決着を付けるてやるからな」

 究極の決着。
 デビルは氷ミコを一瞥し、姿を掻き消した。

・お前はスーパーデビル?
 氷ミコはデビルに睨まれてハッとなった。
 デビルはまた氷ミコを使って何かを企んでいるのか?
 嫌な予感がする。

 ところで、氷ミコは本来のスーパーデビルの姿を知っているのだろうか?
 ウサギ(デビル)の声は知っていても、本来の姿を直接見たことは…?

 
先程デビルの姿を見たゲンキは、「スーパーデビル」とはっきり名前を呼んだ。
 ゲンキもウサギの声を聞いたことはあっても、デビル本来の姿を見たことはないはずだが…?

 まあ、ゼウスや聖フェニックスからデビルのことを知らされていただろうし、その際にジェロのかんぺっ機10号(イメージ通りの絵が描ける腕輪)などで姿を知る機会も充分にあっただろう。
 だが、やはり状況説明が欲しいところ。
 36話でも、ジェロが初対面であるはずのイエロスのことを知っていたという謎が残ったままだ。

・帯衝刻
帯衝刻 真黒域の城。
 ネロクィーンは破壊工作を実行しなかったことをシアントラスにこってり絞られ、疲れ果てていた。ラミバッカスも一緒に叱られたようだ。

 ネロクィーンたちの隣を、ウサギが一匹通り過ぎる。
 デビルが乗り移っていたウサギが、メスのウサギになっていた。
 お守りの『帯衝刻(ゾンショッコク)』に戻っていた。


・究極の決着へ向けて

「素晴らしいねえ、この新しい身体も、この最終兵器も…!」

 スーパーデビルはウサギの身体を捨て、魂をクロノズーの描き出した身体に乗り移らせた。
 かりそめの肉体ではあるが、本来のスーパーデビルが完全復活したのである。

 前回クロノズーは『ジェノサイドデビル』級の巨大なデビル像を描いた。
 だが、今のデビルは普通のサイズに縮んでいる。
 それだけクロノズーのマクロパワーが凝縮された素晴らしい身体ということか。

 デビルの近くには、淡く不気味に光る謎の黒い球体が浮かぶ。
 これが究極の決着を付けるための最終兵器――



●真白き清浄なる世界を

・超聖神ディアナ降臨
 スーパーデビルが消えた後、今度はゲンキたちの前に超聖神ディアナが姿を現した。
 ディアナは真白域から、聖天テラの額を通じて姿を投影している。

超聖神ディアナ
「貴方達が私の許にさえ来られれば、全てが終わります。安心して、そのままスパーンと進むのです」


 ディアナは優しく温かい笑顔でゲンキたちを励ます。
 デビルがもたらした緊張感が和らぎ、ゲンキたちの心に希望が満ちた。

・未来のビジョン
 穏やかだが、確固たる自信に溢れたディアナ。
 その理由は、超聖神には
未来が見えることにある。

 ビックリマン大教典では、聖神クラスの高い理力の持ち主は、時の歪み「破断層」を通じて未来や過去のビジョンを見ることが可能、とある。
 大教典では超聖使も未来を見ることができるが、ハピラキの超聖使はそうではなさそうだ。
 シアントラスの頭、宇宙全てを見通す超大宙ボーズにもその働きは見られない。

 ハピラキのディアナが見た未来は、ゲンキとジェロが若神子を真白域に導く姿。
 真白域の勝利を信じて疑わないわけだ。


・予言の壁画
 ディアナは自分が見た未来のビジョンを、予言の壁画として各地に残していた。
 シケシ村の地下遺跡(第2話)にあった、「宇宙全体を表す絵図」はその一つだ。
 ディアナの周囲を七人の若神子が取り囲む壁画。
 第9話ではその図の右下左下に隠されていた新たな救世主、ゲンキとジェロが明らかになる。

 左上に隠された十人目の救世主だけが謎のままだったが…
 今回、壁画に聖フェニックスの姿が確認できた。
 下が予言の壁画「宇宙全体を表す絵図」の完成図だ。

聖フェニックス 天子男ジャック ヤマト王子

超聖神ディアナ

ピーター神子 一本釣帝
牛若天子
聖太子ジェロ 魯神フッド 騎神アリババ 聖光ゲンキ

・ビックリマン39.5話からハピラキ開始までの流れ
 残る謎は、聖フェニックスの来訪時期とその方法。
 スーパーゼウスとクロスエンジェルが過去に飛んだ後、シロロに呼ばれたと見るのが妥当か。
 ディアナとの接触があった可能性も高い。

 ●無縁ゾーン途上、七人の神帝(若神子)が聖ズーの導きで過去へと飛ぶ。
  ・7因王との接触
  ↓
 ●「失われし若神子」を求め、天聖界のスーパーゼウスとクロスエンジェルが過去に飛ぶ。スーパーゼウスは魂だけ、クロスエンジェルは肉体ごと。
  ・ディアナとの接触? 七人の若神子を集め、真白域を目指すと言う使命。過去への移動方法は、聖ズーに導かれて?
  ↓
 ●ヘッドロココ過去へ。
  ・ディアナとの接触? やはり聖ズーに導かれた?? ゼウスは聖フェニックスが過去に飛んだことを知らず、デビルは過去で聖フェニックスを待ち伏せ。
  ↓
 ●スーパーゼウスの後を追い、天魔界のスーパーデビルが過去に飛ぶ。魂のみ。
  ・過去への先回り。未来の大物悪魔の魂を過去に召喚する準備。氷ミコを手なずけ、聖フェニックスを拘束。
  ↓
 ●祝(ハピ☆ラキ)!ビックリマン 第1話〜


・超聖神の後継者
 ディアナは予言の壁画について述べた後、ジェロに特別のお願いがあると言った。

「――そ、そ、そんな夢みたいなこと…ご、ご冗談ですよね?」

 ジェロは口ごもって驚く。
 超聖神ディアナの後継者に、ジェロが選ばれたのだ。
 ジェロにはその資質が備わっているとディアナは言う。

 ケッペッキーでカンペッキーなディアナは、昔からジェロの憧れだった。
 そんなディアナがお母さんになってくれる。
 なんというシンデレラストーリー(フッド談)。
 ジェロは大喜びするが…


・非情なる女神

「真黒域を
根絶した暁には」

 ディアナの表情が険しくなり、声のトーンが低くなった。
 それは一瞬のことで、ディアナはすぐに穏やかな口調に戻る。
 ディアナはジェロ以外のゲンキたちも喜んで迎える意向を伝えた。

「皆で永遠の真白き世界を手に入れましょう。楽しみに待っていますよ」

 ディアナの本意は、真黒域を根絶し清浄なる真白世界を構築することにある?
 ゲンキと聖フェニックスは抵抗の色を隠せない。

 ビックリマン大教典に描かれるディアナは、真白の秩序を乱す者には容赦がない。
 無慈悲に啄ばみ、断罪する。
 冷酷非情な女神が、ついにハピラキにも降臨か?

・ゲンキとジェロのすれ違い
 大飛び岩のコックピットの外。

「あのさ…ディアナ様って、何かちょっと怖くないか?」

 ゲンキがそう言うと、ジェロは笑った。そして怒った。
 怖いのはクロノズーのほうだと。

「クロノズーってすっげえ強そうだと思ったけど、ああいう怖さじゃなかった」

 ゲンキはディアナに、クロノズーとは異質の恐怖を感じ取っていた。
 しかし、ディアナを尊敬するジェロには納得できない。
 ジェロは不機嫌そうにコックピットに戻っていった。

 ゲンキとジェロのこの仲違い。
 第9話での、シロロを巡っての意見対立と似ている。
 ゲンキの談では、シロロは走り回るのが大好きでいつも泥だらけの犬。
 ジェロの談では、シロロは清潔好きでお風呂大好きなワンちゃん。
 あの時は、お互いの言い分を受け入れて仲直りできたが…

・マシロード突破
 もう間もなくマシロードの出口だ。
 ジェロが大飛び岩の操舵輪、聖ラー真盤に力を込める。

「皆さん、衝撃に備えてください!」

 ジェロの号令で皆が腰を低く構え、重心を落とした。
 ゲンキはジェロにまだ言いたいことがあったが、とりあえず衝撃に備える。

 閃光と衝撃の後、宇宙空間が開けた。
 マシロードを突破した大飛び岩の目の前には、白く輝く渦巻銀河が広がる。
 あれが真白域だ。
 真白域から、森聖タピフォーの艦隊が大飛び岩を出迎える。



●真黒き安息なる世界を

・真黒域幹部スーパーデビル
 所変わって真黒域の城。
 クロノズーがスーパーデビルを新たな部下に迎え入れたことを紹介する。
 その場にはネロクィーン・シアントラス・マゼンタレイアがいた。

 ネロクィーンはデビルを見て、「はぁ? 誰??」といった表情をする。
 まあこれが普通の反応だろう。
 ますますゲンキがデビルの姿を知っていたのが不思議に思えてくる。

・クロノズーファイナルプラン
 クロノズーはかねてより温めていたファイナルプランをデビルに一任。
 それを受け、デビルはクロノズーの発案した最終兵器を完成にこぎつけていた。
 マシロードの出口で大飛び岩を待ち構え、その最終兵器を炸裂させる作戦だ。
 いよいよ真黒域側も最終決戦に向けて動き出す。

 スーパーデビルは最終兵器の始動役としてシアントラスを指名した。

・栄光のクロノズー勲章
 シアントラスは出撃前に、自分の宝物であるクロノズー勲章をネロクィーンに授けた。
 また惚れた男によろめきそうになった時は、その勲章を見て使命を思い出すように、と。
 ネロクィーンの情のもろさを気遣う、こちらも最後まで情に厚いシアントラスであった。


・クロノズーと真黒域の未来
 超聖神クロノズーにも未来は見える。
 スーパーデビルはクロノズーに、真黒域軍の勝利のビジョンが見えるかを尋ねた。
 だが、いかに超聖神でも
自分の未来だけは読めないらしい。
 自軍の勝利が約束されているとは限らないわけだ。
(では、ディアナが見た未来も若神子を真白域に迎えるというだけで、確実な勝利ではない)

 ところで何故、超聖神でも自分の未来を見ることができないのだろうか?
 似たような制限としては、スーパービックリマンの超聖神アノドが挙げられる。

「神は自らを封印することはできない」

 
世界を創造し、維持する役目を負った神に、自殺めいた行動は許されないということか。
 超聖神といえど、超聖神としての役目を放棄することだけは叶わない。
 これを拡大解釈すれば、超聖神には自分自身の運命決定権はないということになる。
 ゆえに超聖神は自分の未来を読むことはできないと。

 ビックリマン2000的に説明すれば、「神」は現在を司る存在であることが付け加えられる。
 「神」に対して(「命」の領域における)「時間」の概念は通用しない。
 「神」とは過去も未来もなく、今ここに在るだけ、ただ在るがままという存在なのだ。
 「神」に時間(のようなもの)が発生するとすれば、時間を持つ「命」と接触した際に限られる。
(クロノズーやディアナはひかり源層紀という時代の流れに身を置いているため、擬似的に時間が発生していると考えられる)

・デビルの知る未来
 というわけで、クロノズーは自分自身に関する未来を知ることはできない。
 それを聞き、スーパーデビルはほくそえんだ。

「やはりな。ならば
未来を全て知るオレが、知力で超聖神を上回ることは決して不可能ではないはず。フハハ、見てろ…」

 スーパーデビルは野望を捨て去ってはいなかった。
 クロノズーの裏をかき、過去世界を制圧するつもりだ。

 だが、デビルの知る全ての未来とは?
 クロノズーを手玉に取れるほど、事細かな「ひかり伝」の情報を掴んでいるのか?
 ゼウスでさえ、ひかり伝の全てを知りはしなかったというのに…(大ソライ塔のこと)
 その後カーンが大ソライ塔のことを調べ上げたが、デビルにその時間があったのか?

 また、デビルが過去に飛んだ手段も、依然不明のままだ。
 まさかシロロに導かれて、ということはあるまい。
 時間を超える悪魔には『ミイラ魔僧』がいるが、この場合の移動方法には当てはまらない。
 今となっては、クロノズーとの接触があったとも考えにくい。

 デビルが過去に飛んだのは、ゼウスよりも後のこと。
 歴史調査の余裕はあったかもしれない。
 だが、過去への先回りなど、デビル優位のことが余りに多すぎる。


 時間を超越するほどの力を持った「何者か」の手引きがあったとしか思えないのだが…?


・デビルの手下
 過去制圧という野望を果たすため、スーパーデビルが出撃する。
 マシロードを突破したばかりの大飛び岩に、デビルは再び立体映像を現した。
 真白の勢力下にある場所に、こう何度もたやすく出現できるのは一体何故!?

「簡単なことさ。この中にオレの手下がいる。そいつがオレの姿を投影してるんだよ」

 デビルが種明かしをした。
 大飛び岩の中にデビルの手下がいて、デビルの姿を投影している。
 ゲンキたちが振り向くと、氷ミコの胸から魔力の光が漏れていた。

・魔魂球

「氷ミコの胸には、すでにオレが『
魔魂球』の欠片を埋めてあったのさ。それがある限り、どんなによい子ちゃんになろうが、オレからは逃れられん!」

 デビルが氷ミコを泳がせていた理由が明らかになった。
 これこそデビルが41話で言った「最後の切り札、取って置きの時限爆弾」なのか?
 デビルは重魔棒の中に仕込んだ魔魂球の本体を見せる。

「この中には未来の『
悪球エリア』から呼び寄せた、悪魔たちの魂が詰まっている。こいつらが氷ミコをかつてない超悪魔へと変えてくれるのだ!」

 
悪球エリアとは、無縁ゾーンを抜けた先にある悪魔の巣窟。
 魔増妃『
魔胎伝ノア』が生み出した悪球と、そこから誕生した悪魔どもで満ちたエリアだ。
 登場は初代ビックリマン第43話「悪球エリアの母」。
 ロココと神帝隊のもといた時期(39話と40話の間)よりも少し先の話になる。

 ハピラキ29話、デビルは時空を超えた若神子の理力を利用して、未来の悪魔たちの魂を呼び寄せた。それらの魂はセブンシールドで未来に追い返されたが、デビルは若神子から得た理力をストックしていた。
 おそらく、この魔魂球に若神子の理力をストックし、再度未来から悪球エリアの悪魔たちの魂を呼び寄せたのだろう。

「さあ戻っておいで氷ミコ、オレのもとへ…戻ってくるんだーっ!」

 デビルの立体映像が掻き消えた。
 だが、魔魂球の魔力が、氷ミコをデビルのもとへと引き寄せる。
 氷ミコは苦しそうに胸を押さえながら、光に包まれる。
 光の矢が大飛び岩のコックピットを突き破り、デビルのところへと飛んでいく。

・マクロード
 デビルの本体は大飛び岩のすぐ近くにいた。
 氷ミコを抱きかかえたデビルの背後には、真黒域の艦隊が控える。
 魔魂球の魔力が時空を捻じ曲げ、マクロードとでも呼ぶべき真黒域から真白域への近道を作り出していたのだ。

 森聖タピフォー率いる真白域艦隊と、デビル率いる真黒域艦隊が互いに総攻撃を開始。
 最終決戦の火蓋が切られた。


・ディアナの命令
 その時、大飛び岩にディアナが再び姿を現した。

「戦いはこちらに任せて。貴方達は一刻も早く真白域に来るのです」

 ディアナは若神子たちに大飛び岩を決して離れてはならないと釘を刺す。
 威圧的な命令だった。
 だがゲンキは…

「オレは行くぞ、ヒミヒミを助けに!」

 ゲンキの言葉に、聖フェニックスや若神子たちも賛同する。
 ジェロは止めるが、ゲンキは止まらない。

「そんなに氷ミコが大事なんですか!?」
「当たり前だろ!」


 ゲンキにとっては、氷ミコはジェロと同じく大事な友達。
 ジェロが危機に陥ったとすれば、ゲンキは必死で助ける。

「ジェロだってそうしてくれるだろう? だから行くんじゃないか!」

 ゲンキ、聖フェニックス、若神子たちが理力を一つにする。
 真・聖光ゲンキ、ヘッドロココ、神帝隊が大飛び岩を飛び立った。

 ジェロはへそを曲げたように押し黙っていた。
 ディアナを巡ってシロロの時と同じようなケンカをしたと思えば、今度は氷ミコを巡ってプチらぶウォーズ。ゲンキとジェロの心が離れていく…



●今週の敵

・W氷ミコ
ワンダーマリア 魔魂球の力によって、氷ミコが再びマリア化してしまう。
 今回はサタンマリアの魂が乗り移っているわけではないが、その変化は以前を超えた。

 氷ミコ マリア化Ver.2』とでもいうべき『W氷ミコ』。

 「」の文字が示す通り、
サタンマリアのパワーアップ形態である『
ワンダーマリア』そっくりの姿だ。

 デビルがもといた時期(ビックリマン39.5話)には、サタンマリアはまだワンダーマリアにパワーアップしていない。
 それから少し先の話、ビックリマン43話「悪球エリアの母」で、魔胎伝ノア(ノアフォーム)が神帝たちから奪った理力を球に閉じ込め、それをサタンマリアに渡すことでワンダーマリアの誕生を促している。

 W氷ミコは、時代を先取りした姿なのだ。

 ノアフォームがマリアに渡した理力球体と同じく、デビルが用意した魔魂球にはおそらく若神子の理力が込められている。
 また、魔魂球には魔胎伝ノアを初めとする悪球エリアの悪魔の魂が詰まっている。
 「魔魂」の名は、これまたマリアと関係深い悪魔ヘッド『
魔魂プタゴラトン』に繋がる。

 マリアのルーツである氷ミコをワンダー化する条件は見事に揃っていた。


 W氷ミコは頭部のバットキャッチから魔力弾を嵐のように降り注ぎ、ゲンキ・ロココ・神帝隊を寄せ付けない。ゲンキはセブンシールドで反撃を試みる。時空の乱れを正す轟音光波で、以前氷ミコの身体からサタンマリアの魂を追い出したように、魔魂球の欠片を取り除こうとした。

 だがW氷ミコはわずかに怯んだだけで、魔力を高めてセブンシールドの効力を打ち消してしまった。強い。もしかしたらワンダーマリア以上の強さを秘めているかもしれない。


・白鳳凰有機体ディアナ
 大飛び岩。
 若神子たちが出撃したと知り、ディアナはジェロを咎めた。

「済まないでは済まされないことがあるのですよ、ジェロ…。私の言葉を軽く見たのですか!!」

 ディアナは険しい口調と視線でジェロを責めた。
 ジェロはそんなつもりはないと弁解するが…

「解りました。私自らが何とかする以外ないようですね…。私の決断には、この世界の行く末が懸かっているというのに!」

白鳳凰有機体ディアナ 怒りのディアナは「影面」(シャドーマスク)を装着し、戦闘形態の『白鳳凰有機体』へと移行する。
 ついにディアナ自らが戦いの場に赴く時が来た。

 神々しいその姿を見て、ジェロは思った。
「怖い」
 ジェロはゲンキの言葉を思い出し、困惑する。
「ディアナ様…」


・BM大魔星
 ディアナが出撃した直後、黒い球体を抱えたシアントラスが真白艦隊の前に現れた。
 シアントラスがマクロパワーを込めると、黒い球体の真ん中に不気味な一つ眼が開く。

「マクロ最終兵器『
BM大魔星』発動――!」

 単眼球体の外殻が分解し、展開する。
 球体内部には青黒い恒星のようなものが輝いていた。
 それはブラックホールのごとく、周囲からマシロパワーを吸収しはじめる。
 真白域艦隊のエネルギーや、ロココたちの理力が奪われていく。
 暗黒太陽が見る見るうちに肥え太っていく――

「やったなあ。あれさえ発動すれば、やがてこの世のマシロパワーは全て吸い込まれる。もはや戦いは、真黒側のワンサイドゲームってわけだ」

 デビルが勝ち誇った。

巨魔界神ザイクロイド・アノド 真白域を根絶させる最終兵器、これがBM大魔星
 BMとはブラックマテリアル(Black Material)のことか?(ビックリマン Bikkuri Man の意味も掛けているのかもしれないが)

 ブラックマテリアルを訳せば「暗黒物質」。
 さらに訳しなおせば「ダークマター」になるが…?

 また、BM大魔星の形状は究極の破壊神、『
巨魔界神ザイクロイド・アノド』を思わせる。果たして偶然の産物なのか!?

・超聖使スーパーデビル
 マシロパワーを吸収し続けるBM大魔星の威力に、シアントラスは真黒軍の圧勝を確信する。
 ところが、BM大魔星を持ち上げるシアントラスの腕まで吸い込まれはじめたではないか。

「コラー、この元ウサギ悪魔! あれってどういうことなのよ?」

 ネロクィーンがデビルに詰め寄った。

「そうそう言い忘れてた。この計画を遂行したが最後、シアントラス殿は生きては帰れない。BM大魔星の始動には、超聖使クラスのエネルギーが必要なんだ」

 デビルは事もなげに言った。シアントラスを犠牲にする許可はもらっていると。
 許可を下したのは、クロノズー。
 クロノズーがその場に出現した。
 デビルはクロノズーにシアントラス亡き後のことを確認する。
 シアントラスの地位は、デビルが継承する約束になっていた。

「今真白域を叩かねば後はない。それ以外に優先することは何もないのだ!!」

 クロノズーは言い放った。


・ネロクィーンの決意
 シアントラスは犠牲となることを承知していた。
 だからこそネロクィーンに自分の宝物であるクロノズー勲章を授けたのだ。
 だが、ネロクィーンは首に掛けたクロノズー勲章を引きちぎり、クロノズーに叩きつけた。

「ごめんなさいシアントラス様…やっぱアタシ悪魔に向いてないみたいです」

 ネロクィーンは、シアントラスの救出に向かった。

・激突! 二大超聖神
 その時不意に、黒超神の隣へ白鳳凰の輝きが舞い降りた。

 啼鳥の白鳳凰――超聖神ディアナの輝きが増す。
 雄叫ぶ黒超神――超聖神クロノズーが雷を撒き散らす。

 ついに始まった超聖神同士の対決。
 二つの神気がぶつかり合い、激しくスパークしながら絡み合うように上昇する。
 クロノズーとディアナは高次元空間に転移した。
 そこは銀河や惑星がオブジェのようにスケールダウンした宇宙空間だった。
 宇宙規模の戦いであることを示す、神々の戦闘フィールド!

「もはや遅いぞディアナ! お前が若神子たちを手に入れる前に、ワシの切り札がズバーンと決まったのだ!!」
 
 クロノズーの左3ネールが空間を引き裂く勢いでディアナに振り下ろされる。
 ディアナはそれをかわし、嘴を立ててクロノズーに突っ込んだ。
 弾かれたクロノズー。距離をとったディアナ。

「その切り札を私がスパーンと上回ります! あれを御覧なさい。我が方の切り札『キラキラットスター』!!」

・キラキラットスター
 BM大魔星に対抗するために、ディアナも最終兵器を持ち出してきた。
 超聖使レッドムガル・ミログリーン・ブルーインカが運んできたそれは…

 「宇宙全体を表す絵図」で、ディアナを中心に若神子たちを貫くように描かれた光の矢。
 それそのものの結晶体だった。

 「キラキラットスター」は全宇宙のマクロパワーの持ち主を根絶させる最終エネルギー。
 いわば真白域版のBM大魔星だ。
 BM大魔星の発動には超聖使クラスの犠牲が必要なのに対し…

 キラキラットスターの発動には犠牲はいらない。
 だが、未完成なため制御に不安が残る。
 そのため、七人の若神子をキラキラットスターの制御要員に据えるはずだった。

「貴方(クロノズー)の非道なマクロゾーン拡大に対して、未完成ながら、やむなく報復攻撃を取らざるを得なくなりました。あれで一気にこの世をマシロに!」

 キラキラットスターを運ぶRGB超聖使の前に、ゲンキが立ち塞がった。
 今キラキラットスターを発動させては、W氷ミコは悪の力ごと魂まで吹き飛ばされてしまう。
 ゲンキはもう少し待ってくれと懇願するが…

「そんな余裕はないのです! さあ、何をしているのです。今すぐ世界をマシロに!!」

 ディアナはクロノズーを押さえ込みながら叫んだ。


・ジェロの叫び

「やめてぇ――――ッ!!」

 その叫び声は、ジェロが上げたものだった。
 ジェロは知りたくなかった。ディアナが命を粗末に扱う神だということを。
 真白世界を創るためなら、氷ミコはどうなってもいいというのか?
 そんな恐ろしい最終兵器を使わせるために、未来から若神子を呼び寄せたというのか?

「それじゃあ貴女のしていることは、クロノズーやデビルと同じじゃありませんか!!」


 ジェロの叫び声が、ディアナの集中力を弱めた。
 ディアナはクロノズーの反撃を許してしまう。


・ディアナの意志と7因王の意志
 若神子のこの時代における最後の使命は、キラキラットスターの制御。
 すなわちディアナの意志だったわけだが、7因王はそのことを知っていたのだろうか?

 7因王が子孫の若神子の存在を知った背景には、おそらくディアナの未来予知がある。
 ディアナからの情報をもとに、7因王はシロロを使って未来から若神子を呼び寄せたのだろう。


 しかし。
 7因王が若神子を呼び寄せた理由は、宇宙の秩序を取り戻すため。(29話大きりえ師の言葉)
 今のディアナのように、宇宙を真白に染めるためではない。

 では、ディアナは初めから全宇宙のマシロ化を企んでいたのか?
 いや、ジェロの言葉にためらいを覚えたということは、必ずしもそうとは言い切れない。

 第20話のディアナは「全てが調和した世界」をクロノズーに説き、真黒域との和平を求めた。
 交渉は決裂し、クロノズーは黒一色の世界構築(白の排除)に躍起になる。
 それに合わせるように、ディアナの意志も「破壊」へと傾いていったのかもしれない。
(最終手段としてキラキラットスターを準備するにはしていたが、できれば使いたくなかったのではないだろうか。クロノズーがBM大魔星の使用を最後の最後まで控えていたように)


・真黒の風向き

「今さらそんな物使われてたまるか!」

 デビルは氷ミコに命じ、キラキラットスター発動前に全員を消し飛ばそうとする。
 W氷ミコのエネルギー波がゲンキを弾き、キラキラットスターに直撃した。
 キラキラットスターの持つエネルギーが防御壁として働いたが、その時生じた衝撃風にレッドムガルが流された。

「もういい、逃げるでゴワス!」

 BM大魔星に吸い込まれ続けるシアントラスが叫んだ。
 ネロクィーンは必死にシアントラスを助けようとするが、吸引力のほうが勝っている。
 このままではネロクィーンまでBM大魔星に取り込まれてしまう。

 BM大魔星にタコのようなクラゲのようなシアントラスの触手が生え、ネロクィーンの杖に眠る魔性般若パワーが加わった時、巨魔界神ザイクロイド・アノドが誕生する!?

 ――かどうかは不明だが、とにかく全宇宙マクロ化への風向きだ。



●今週のビックリビクラッキー

・シアントラスが認めた男

「私も手伝いましょう」

 ネロクィーンが引っ張るシアントラスの足先に、力強い手が添えられた。
 ヘッドロココ。

「ネロクィーン、やはり貴女は心の綺麗な方でしたね」

 ネロクィーンとヘッドロココが力を合わせてシアントラスを引っ張る。
 引っ張られながらシアントラスはネロクィーンに詫びた。

「この男に惚れるなというのが無理だったでゴワスな…」


 その時、マゼンタ色の花びらが舞った。

・ジェロ参戦
 W氷ミコが頭上に魔力を集中する。
 神帝たちが戦慄するほど凝縮された魔力球体から、八方に枝分かれしたエネルギー波が伸び、再び一つの奔流となってゲンキを呑み込もうとした。
 セブンシールドでも防ぎきれないその威力が、吸い込まれるように掻き消える。
 ゲンキの前には、聖ラー真盤を前面に構えたジェロの姿があった。

「ボクには…もう何を信じていいのかわかりません。でも…でも…氷ミコは友達です!」

・聖ラー真盤シールドの真価
 ジェロの聖ラー真盤シールドは、魔赤球変化のネロクィーンの魔波動、ブラックゼウス(魂)の虹光波に対して用いられたことがある。だがどちらも、しばらくは持ちこたえたものの、威力に負けて破壊されてしまった。

 だが今回は、回転した聖ラー真盤の中央に魔力を吸引することで、完全防御を果たしている。

 ジェロの、氷ミコを助けたいという想いの高まりゆえか?
 それとも超聖神の後継者として目されるほどの力が目覚めつつあるのか…?

「バカが、ムダムダ。次で決めろ氷ミコ!」

 デビルが嘲笑い、W氷ミコが再び魔力を集中する。
 その時また、マゼンタ色の花びらが舞った。強く、舞った。

・聖クィーンタレイア
 強く舞ったマゼンタ色の花びらが、デビルの持つ魔魂球本体を破壊する。
 魔胎伝ノアなど悪球エリアの悪魔の魂が、呻き声を上げて消滅した。
 W氷ミコの集中が途切れる。

「誰だ!?」

 デビルが振り向いた先には、超聖使マゼンタレイアの姿があった。
 マゼンタレイアの後ろには、BM大魔星から脱出したシアントラス、ネロクィーンとヘッドロココ。
 なぜ真黒域側の超聖使であるマゼンタレイアがデビルの邪魔をするのか?

「それはわたくしが本当は…クロノズーの部下ではないからですわ!」

 マゼンタレイアが仮面を外すと、天使の姿が現れた。

聖クィーンタレイア 「わたくしは『聖(セント)クィーンタレイア』」

 クィーンタレイアはディアナの密偵として、クロノズーの懐にもぐりこんでいた。その事実をクロノズーを知らなかった。

 シール版(ビックリマン大教典)の設定では、その逆。
 マゼンタレイアはあくまで真黒域側の超聖使であり、アダムダム固守卵の正しい生育のために、真白域の力を拠り所とした天使・聖クィーンタレイアとなったに過ぎない。
 しかも、その思惑をクロノズーに利用されているようだ。

 ハピラキのクィーンタレイアは見事にクロノズーの裏をかいた。

「さあ、今ですわ、ゲンキ、ジェロ。二人の力を合わせて!」

・聖ラー真盤シールド+セブンシールド
 クィーンタレイアに促され、ゲンキとジェロがうなずいた。
 二人の力を一つに。
 聖ラー真盤がセブンシールドの外輪となり、その威力を高める。

「行くぞヒミヒミ!」
「目を覚まして!」


 ゲンキとジェロが聖ラー真盤セブンシールドを構える。
 嵐のように降り注ぐ魔力弾をかいくぐり、W氷ミコに接近。
 ゲンキとジェロはシールドの前面に躍り出て、素手でセブンシールドを殴った。
 聖なる光波と轟音が、氷ミコの体内から魔魂球の欠片を吹き飛ばす。

 氷ミコが元に戻った。
 ゲンキとジェロが、二人して氷ミコを受け止める。
 神帝たちが安堵し、ロココがクィーンタレイアに礼を述べる。

 だが、戦いはまだ終わらない。


・BM大魔星へ落ちるゲンキ、ジェロ、氷ミコ

「うぉのれー! バカガキのくせに、いつもいつもオレの計画をひっくり返しやがって!」

 怒りのスーパーデビルがゲンキ・ジェロ・氷ミコを魔力で拘束する。
 デビルはそのまま三人をBM大魔星に叩き落としてしまった。

「二度と出て来るな。ドゥハハハハハハハ――」



●ハピラキ質問コーナー

 今週はシアントラスへの質問。

・シアントラスの好きな言葉は?

「シアントラスさんの好きな言葉は何ですか?」

 十字架天使が尋ねる。
 画面の枠に収まらないシアントラスが、恥ずかしがりながら答えた。

「一日一善、真実一路でゴワス!」

 悪魔の手本となるべき真黒域超聖使とは思えない言葉。
 十字架天使が呆れると、シアントラスは豪快に笑いはじめた。

「ゴワーッハッハッハッハ!」

 恥ずかしいのでごまかしているだけだ。
 やっぱり憎めないシアントラス先生でした。


→第45話「ファイナルII・天使のショーゲッキー! さらばゼウス様!!」

・祝!ビックリマン 東映公式サイト
・テレビ朝日ホームページ内 祝!ビックリマンサイト
・BS朝日ホームページ内 祝!ビックリマンページ
ビックリマン☆モバイル←東映アニメーション「ビックリマン☆モバイル」*携帯専用
http://bkm.tanim.jp/

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40
41 42 43 44 45 46

祝(ハピ☆ラキ)!ビックリマンページへ

ひかり伝トップへ

次界編 マルコ編 パンゲ編 超元祖31弾完全編 超元祖32弾 スーパービックリマン ビックリマン2000

ビックリマン超通史トップへ

時層空間トップへ